社労士コラム

高齢者採用と安全衛生管理

最近、社会保険の手続きを行っていて感じることがあります。

それは、クライアントで採用された従業員の年齢が少しずつ上がってきていること。

人材不足が影響して、ターゲットとしている年齢層の母集団が形成できないことが主な理由だと思われます。

技術者派遣のあるクライアントでは、60歳代、70歳代の年金受給者の採用も珍しくありません。特に専門家、技術者の不足している業界では、採用人材の高齢化が進んでいるようです。

また、あるクライアントでは、50歳代、60歳代の正社員採用を積極的に行い、更に定年も廃止し、健康であることが大前提となりますが、年金の支給開始年齢まで安心して働けるしくみ作りを積極的に行っています。

今後、人材を確保するため、採用基準、社員教育体制、賃金制度、評価制度や福利厚生制度の見直しそして、何よりも安全管理体制、衛生管理体制の強化・見直しが中小企業に限らず、大企業も求められていくのではないでしょうか。

特に建設業界、運送業界などの肉体労働が中心となる仕事は、人の命にかかわるものなので、より一層の万全な安全管理体制と衛生管理体制を構築する必要があります。

 

 

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