社労士の仕事とは?

1.労働保険と社会保険に関する申請・届出書の作成、役所への提出

従業員の入社

  • 健康保険、厚生年金保険の加入手続き
  • 従業員の家族の扶養(健康保険)にかかる手続き
  • 雇用保険の加入手続き

従業員の退職

  • 健康保険、厚生年金保険の喪失手続き
  • 雇用保険の離職手続き(離職票の発行など)

従業員が傷病により、会社を休んだ場合

  • 傷病手当金の申請手続き

※傷病により会社を休んで給与が支給されなかった日について所得補償として支給されます。

従業員が妊娠した場合

  • 産前産後休業中の社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料)の免除申請手続き

従業員が出産した場合

  • 出産手当金の申請手続き

※従業員が産前産後休業中、給与が支給されなかった時の所得補償として支給されます。

  • 出産育児一時金

※出産にかかる費用の補助として支給されます。

従業員が育児休業を開始する場合

  • 育児休業中の社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料)の免除申請手続き
  • 雇用保険、育児休業給付金の申請手続き

従業員が業務中又は通勤中にケガ等をした場合

  • 療養給付にかかる申請手続き
  • 休業給付にかかる申請手続き

2.就業規則、給与規程、退職金規程、車両管理規程等の
社内規程の作成、改定をサポート

従業員数が増え組織が大きくなると、管理体制を強化しなければなりません。その上で、社内の規定やルールを作ることは、非常に重要です。

社員教育・育成も生産性アップもしっかりとした社内ルールがあってはじめて成り立ちます。

3.人事制度の策定、改定をサポート

人事制度

頑張った社員が公平公正な人事制度の元で評価され、適正な昇格・昇進、適正な報酬を得るシステムが構築されていなければ、優秀な社員は社外へ流出していきます。

また、労働人口が減少する中で、優秀な人材を採用するためには魅力のある人事制度が必要不可欠となります。会社の発展は優秀な人材がいなければあり得ません。優秀な人材が定着し、長く活躍する仕組みづくりは、経営者や人事部の責任となります。

4.助成金の申請書の作成、提出

雇用保険関係の助成金を中心に人材の採用、教育、評価にかかる助成金のコンサルティングを行います。

5.労務監査

企業のコンプライアンスが強く求められる時代となりましたが、いまだに長時間労働、残業代未払い、不当解雇等個別紛争が絶えません。法令を遵守しない企業はブラック企業と呼ばれ、従業員の採用も出来なくなり、最終的に事業活動が不能の状態に陥るリスクを抱えています。

そうならないためにも第三者により労務監査を定期的に行い、必要に応じて改善しなければなりません。