弊所では、生産性、業務効率の向上を目的として、システムの導入、書類の電子化を進めてきましたが、この度、大規模なシステム障害を経験し、あらためて、そのリスクについて考えさせられました。約1ヶ月間、給与計算をエクセルで行うこと、社会保険の手続きは電子申請は出来ず、役所窓口での提出が強いられ、生産性が大幅に悪化してしまいました。現代の社労士事務所経営において、システム利用、電子化は大前提となります。現在、バックアップ体制の強化として、もう一つの社会保険業務システム・給与計算システムを導入することを検討していますが、ランニングコストが増えるため、関与先企業へ料金の値上げについてお願いをするかどうか悩んでいます。料金の値上げにご理解いただきました関与先企業については、導入した新システムでバックアップ体制を取らせていただくというのが理にかなっているかと思うのですが、どうでしょうか。来年1月からの導入を前提に予算見直し案を立てたいと思います。